前回、「再塗装」するためには、「一度塗装をすべて剥がす必要がある」と書きました。
もちろんこれは正論なのですが、実はウラワザも存在します。
ヨーロッパの方はよくされる方法ですが、上からペンキ(のような塗料)を塗ってしまうのです。
木目はつぶれてしまいますが、これはこれで味わいがあります。
ただ塗るだけではなく、COBO得意のアンティーク仕上げにします。
この方法だと剥がす手間がかなり減るため、コスト的にもかなり抑えることができます。
※ちなみにチェアは剥がす際に機械が使えないため、通常の再塗装では1脚25,000~30,000円かかってしまいますが、この方法だと1脚10,000円程度で可能です。
写真は、真ん中が塗装前、両端が白と赤に塗ったもの。
「家具のリフォーム」って、「オリジナルと同じ状態に戻す」だけではないんです。
1脚だけ残ってしまった椅子でも、こういうリフォームだったら、玄関のアクセントとして生まれ変わりますよ。