一見すると、12コの抽斗(ひきだし)のあるチェスト。
しかし実は・・・
パソコンデスク内蔵の、とっても機能的な家具なのです。
小さいお子様がいらっしゃるので、
お子様では扉を開けにくいような工夫も凝らしてあったりします。
ちなみにこの家具に使っている、ブラックウォールナットという素材は、木目が本当に美しいです。
『森の宝石』と称され、よく高級外車の木目パネルに使われます。
しかしこの材料を家具に使うようになったのは実は結構最近のことなのです。
なぜなら、反ったり、ねじれたり、と動きが結構激しく、家具作りには敬遠されていたから。
そんな木が使われるようになったのは、人工乾燥を含め木の水分(専門的には含水率といいます)を調節する技術が発達し、木の動きを人間がある程度コントロールできるようになったからなのです。
急激に伐採が進んだので、いい材料がだんだん減ってきていることがとても気がかり。
いろいろなことがもっと『ちょうどいいスピード』で進んでいったらいいですよね。