記事一覧

テーブルの選び方 ~高さの重要性~

アップロードファイル 178-1.jpgアップロードファイル 178-2.jpgアップロードファイル 178-3.jpgアップロードファイル 178-4.jpg

テーブルの選び方の続編です。

前回「高さ」の重要性について少し書きましたが、とても大切なことなのでもう少し詳しく書かせていただきます。


ご購入の際に、天板の大きさについては皆さん気にされますよね。

では『高さ』はどうでしょう?
おそらくあまり気にされない方の方が多いのではないでしょうか?
でも実は『高さ』によって、使いやすさが決まるといっても過言でないのです。


理想的なダイニングセットの選びかたは、

①まず椅子の高さを決める。
この際に、家族で一番背の小さい方(小さいお子様除く)が、奥まで腰掛けて、きちんとカカトが床につく高さを調べる。
その後、他の家族の方がその高さを体感して、違和感がないようであればその高さでみんな合わせる。
実際に体感してもらうとよくわかるのですが、足が付いているのと付いていないのでは全く安定感が違うんです。

②次にその椅子の高さに合わせたテーブルの高さを決めます。
椅子とテーブルのバランスを専門的には差尺(サジャク)といいます。

差尺は、伸長(座高)によっても異なりますが、平均的な体型の方で約27~28センチが目安となります。
つまり、椅子の座面高(カタログではSHと表記されています)が43センチであれば、ちょうどいいテーブルの高さは70センチとなるわけです。

差尺が合っていない場合、特にテーブルが高すぎる場合は、
かなり違和感があり、ものすごく食べづらい。
またお子様の姿勢が悪くなる原因にもなります。


椅子はお持ちのものを使われる場合や、
既に買ってしまった、という場合は、
②の「差尺」だけ合わせるだけでも、使い勝手が違います。


このポイントは、あまり家具屋さんやインテリアショップでは教えてくれません。

というか、お客様に合わせて椅子やテーブルの高さをお作りしていることの方が、めずらしいことなのかもしれませんね。