7月にご紹介した、
「家電を隠す」
http://www.fuji21.co.jp/blog/diary.cgi?no=243
の別バージョンをご紹介します。
前回はホワイトとナチュラルの組み合わせでしたが今回はぐっと落ち着いた色目+横桟で、「和」のテイスト。
一見すると、昔の「水屋」風。
でも中身はもちろん現代に合わせて使いやすくお作りしました。
さて、キッチン収納をお作りする時にいつも疑問に思うことがあります。
それは「ゴミ箱」について。
日本のキッチンには、ゴミ箱が標準で付いている物が極端に少ないのは何故なのでしょうか?
私は家具の金物が好きで、金物だけの展示会に行ったりします。
(かなりマニアな展示会なのですが…)
家具の金物は、やはりドイツ製が一番進んでいます。
今では珍しくなくなった、スーっと閉まる引き出しや扉の金物も、ドイツメーカーが一番に開発しました。
ip20という、システム収納のメーカーも元はドイツの会社です。(日本法人は倒産してしまったようですが・・・)
ドイツ本国の金物カタログを見ていると、
壁からベッドが出てきたり、
キッチンカウンターからテーブルが出てきたり、
思いもよらない方向に扉が開いたり、
それはそれは面白いんです。
さて話が逸れてしまいました。
なぜこんなことを書いているかというと、実は金物のカタログにはゴミ箱の金物がとてもたくさん載っているのです!
しかしそれらのほとんどは、私たちがお作りする食器棚や家電収納に組み込もうと思っても、奥行が大きすぎて使えない。。。
もともとキッチンに組み込むよう設計されているのです。。。
ゴミ箱ってすごく大切なものではありませんか?
でもゴミ箱ってキッチンで邪魔な位置にありませんか?
またはゴミ箱があることによって、その上の空間が死んでいませんか?
逆にそれが使いやすく設計されていたら、とても使いやすいキッチンになると思うのです。
もしキッチンメーカーの方がこの文章をご覧になっていたら、
もしくはお知り合いの方にそんな方がいらしたら、
ぜひご検討していただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします!