「家具の富士」って家具屋さんじゃないの?
いいえ、何でも作ってしまうのですよ、という一例。
元々は「階段箪笥を作って欲しい」というご依頼だったのですが、
階段箪笥では段数が足りず、また圧迫感がすごくなってしまう。
じゃあ、「カッコいい階段を作ってしまいましょう!」
というわけで階段をお作りすることに。
勢いこんで設計図を描き始めたのですが、これが想像以上に大変。
それもそのはず、「建築の世界では階段ができれば一人前」と言われるほど、一番難しい作業とのこと。
でもそんなこと知らずに始めてしまったものだから、この形に行き着くまでに設計図を何度書き直したことか。
でも出来上がってみると、しっくりくるもので、
「この他に選択肢がたくさんあったことが信じられない」
という感じ。
この感じってとても大切なことで、
「何でも最終形はひとつなんだなあ」
とつくづく再確認する機会をいただきました。