バタバタ続きの毎日ですが、一昨日に「ISU COBO-椅子工房-」の引越をしました。
これで隣りの建物と合わせて、
・木工
・塗装
・張り
という家具作りの3大要素をすべて2号線沿いの1Fに集結できました。
塗装作業だけはホコリを嫌う為、外から見ることはできませんが、
木工と張り場は作業風景を外から見ていただくことができるようになりました。
幹線道路に面した、なんとも贅沢な立地に工場を設置した理由は、
『ものづくり』の現場を実際に見てもらいたいから。
不動産屋さんからしたら、
あまりにも勿体ない使い方だと笑われるかもしれませんが・・・
これでいいのです!!!
今世の中には、実際のものづくりの現場を知らずに、
『商品』をいかに売るか、いかによく見せるか、
といったアイデアや仕組みづくりばかり考えている会社が多すぎるのではないでしょうか?
(実際に弊社が運営している『家具修理ドットコム』には、いろいろなインテリアショップさんから、「扉の調整をしてほしい」「椅子の脚カットをしてほしい」等々、家具を扱うプロとは思えないくらい稚拙な修理依頼を受けることがよくあります。)
アイデアや仕組みづくりももちろん必要なことなのですが、
でも『ものづくり』という基本を、
売る側も、買う側も決して忘れてはいけないと思うのです。
つい20~30年くらい前までは、そうやって世の中は成り立っていたんですから。
新しい工房を見ていただいて、
少しだけでも、
そんなメッセージを感じていただくことができたら、
とってもうれしいです。