記事一覧

婚礼タンスをテレビボードにリメイク

アップロードファイル 240-1.jpgアップロードファイル 240-2.jpgアップロードファイル 240-3.jpgアップロードファイル 240-4.jpgアップロードファイル 240-5.jpg

『婚礼家具のリメイク』

邪魔な家具の筆頭に挙げられるようになってしまった、婚礼家具。

備え付けのクローゼットが完備されている場合、どうしても持て余してしまう。
でも廃棄してしまうのは忍びない(できない)。。。

家具を作っている我々としては、無残に捨てられるのを見ることはもちろんですが、家の中で邪魔者扱いされている姿を見ることもつらいことなのです。


そこで婚礼タンスのリメイクについて、今まで行ったいくつかの方法をご紹介します。


①3枚扉を2枚扉にリメイク

http://www.kagusyuri.com/repair/05_remake01_furniture/remake_furniture09.htm

一番多い例。

ほとんどのワードローブは、実はBOX部分は搬入や持ち運びのために分けて作られています。
だから「使えるだけ」でよかったら、全く何もしなくても、分けて使うことは可能です。

家具として見栄え良くするのであれば、天板と台輪をカットします。その場合の概算費用は10~15万円です。
(ただし実例のように、引き戸の場合はそれ以上かかることもあります)


②全体を利用して、書棚にリメイクする

これは現在行っているので、仕上がり次第画像をまたご紹介仕様と思いますが、具体的には奥行部分のみをカットして、本棚として使えるようにします。

ただし洋服ダンスは側板が弱いことが多く、本を乗せるための棚板を取り付けるために内部の強度補強が必要になります。
予算的には、2枚戸のワードローブで、約15~20万円位です。


③側部分を利用して、デスクにする

http://www.fuji21.co.jp/blog/diary.cgi?no=182

ほとんどのものは天板部分が使える状態でないため、そこをどうするかがポイントになります。
どのようにお作りするかによって違いますが、一般的な場合10~15万円です。


④扉のみ利用する

これが今回ご紹介したかったもの。
上の5枚の画像が、それです。

画像のものはちょっと特殊な彫りのあるものですが、たいていの婚礼ダンスでも一番お金がかかっているのは扉部分。
だから扉を再利用することが、最も効果的なのではないかと思います。

ちなみにこの家具は亡くなったおばあさまのもので、リメイクしたテレビ台はお孫さんの元にお届けしました。

このようにお作りする場合の費用は、本当にお作りするテレビボードの仕様によって変わりますが、180cm幅のもので25万円前後が目安です。

これからも、おもしろい事例ができたら、ご紹介いたします!

トライやるウィーク

アップロードファイル 239-1.jpgアップロードファイル 239-2.jpgアップロードファイル 239-3.jpgアップロードファイル 239-4.jpg

今年も「トライやるウィーク」の時期がやってきました。

兵庫県にお住まいの方はおそらくご存知だと思いますが、兵庫県内の中学2年生を対象にした、課外授業の一環としての職場体験。震災後、1998年度から実施されています。

昨年の様子
↓↓↓
http://www.fuji21.co.jp/blog/diary.cgi?no=215

一昨年の様子
↓↓↓
http://www.fuji21.co.jp/blog/diary.cgi?no=191


弊社がこの活動に参加させていただくようになって、今年で11年目
となりましたが、今年はなんと女子ばかり6名!

いつもは男臭い工場内ですが、この4日間は全員味わったことのないキャピキャピ感に包まれました。。。


6人中5人が吹奏楽部とのことで、どうせ体験してもらうんだったら身近なものを直そうということになり、学校備品の指揮者用チェア
をみんなできれいに直しました。


来年はどんな中学生が来てくれるのか、今から待ち遠しいです。

富士見会

アップロードファイル 238-1.jpgアップロードファイル 238-2.jpg

4月の初めに、年に一度全社員集合しての総会を行っています。

本社の桜が綺麗な時期なので、会社名とお花見を合わせて
『富士見会』
と呼んでいます。

東京スタッフと関西スタッフが集合して、
午前中は本年度のことについて会議をし、
午後はおしゃれに食事会。

普段はスーツを着ない我々ですが、この日だけはちょっと正装します。
(会社勤めの方にとっては当たり前の格好ですが・・・)


おいしいお食事をして、英気を養って、また仕事に励みます。

あきらめない心

アップロードファイル 237-1.jpgアップロードファイル 237-2.jpgアップロードファイル 237-3.jpgアップロードファイル 237-4.jpgアップロードファイル 237-5.jpg

私たちはあきらめません。

たとえ背が折れて、接着では修理不可能でも、
アームが折れて無くなっていても、
脚が折れてしまっても、
ひとつひとつ手作りでお作りすることで、元通りに蘇らせることができます。

メーカーで修理不可と言われたものでも、ほとんどのものは修理可能です。

お気軽にご相談ください。

テレビの居場所

アップロードファイル 236-1.jpgアップロードファイル 236-2.jpgアップロードファイル 236-3.jpgアップロードファイル 236-4.jpgアップロードファイル 236-5.jpg

何回かご紹介させていただいた、『テレビの居場所』シリーズ。

大きくなったテレビの配置に困っている方は本当に多いです。

今回ご紹介するのは、本日リフォーム工事が終了したお客様の例。


元々は、
「テレビの上のスペースがもったいないので、吊り棚をつくれないか」
というご相談のためにご来店されたのですが、現地を確認したところかなりテレビが大きいため、吊り棚を作ってもそれほど収納力はUPしない。。。

そこで思い切ったご提案をしてみたところ、とても気に入ってくださり、リフォーム工事にまで発展したわけです。

その提案とは、現在のデスクとテレビの位置関係を逆転してしまうというもの。

今までご紹介した例でも共通することですが、テレビ自体の奥行は薄いのに、かなり大きな空間を占領してしまっている。
結局は周辺機器(ブルーレイ、DVD、アンプ等)の奥行が原因で、薄型テレビのメリットがあまり生かされていないのです。

しかしそれらを切り離して考えてみると、こんなにスッキリ!

テレビが占領していたスペースが、しっかり収納に変身しました!


お客様にもとても喜んでいただくことができ、とっても良いリフォームとなりました。

有名なチェアの泣きどころ

アップロードファイル 235-1.jpgアップロードファイル 235-2.jpgアップロードファイル 235-3.jpgアップロードファイル 235-4.jpg

写真は有名なイタリアメーカーのチェア。

曲線が魅力な、とても綺麗なチェアです。

このチェア、実は工房によく持ち込まれます。
(結構遠方から送られて来たりもします)

症状はほとんど写真のように、
『脚が外れてきたんですが…』というもの。

まあ日本人の感覚からすると、
『これだけ荷重がかかる箇所で接いでいたら、そりゃ外れるよな』
という構造。

ではこのチェアが粗悪品なのでしょうか?
イタリアのものづくりがいい加減だということでしょうか?


私はそうは思いません。


そうではなく、それこそが日本と欧米の文化の違いなのだと思うのです。


長く使っていても、寸分の狂いも生じないものづくりではなく、
家具は生活を彩る重要なものだから、当然デザインも大切にする。

壊れたときは身近な修理屋さんに持っていけばいい。


そんな考えが根底にある気がするのです。


チェアやソファの張り布でも、欧米では日本で考えられないほど薄手のものが使われていたりします。

日本の布メーカーの強度基準で考えると、信じられないような生地もあります。

でも、そういった布の柄や発色は、なかなか日本では手に入らないことも事実なのです。


どちらが正しいのかはわかりませんが、
『直して使う』
文化そのものは、もっと日本にも広まっても良いのではないでしょうか。

家具の役割

アップロードファイル 234-1.jpgアップロードファイル 234-2.jpgアップロードファイル 234-3.jpg

新年あけましておめでとうございます。

さていきなりですが、家の中における「家具の役割」は何でしょうか?

多くの方は、
「○○を入れるための収納場所」
とお答えになるでしょう。

しかしそれが家具の持つ役割すべてではありません。

もうひとつの大切な役割、それは
「調度品としての役割」
なのです。

良いホテルやを想像してみていただけるとわかりやすいと思います。

そこに置かれている家具たちは、決して使用するために置かれているのではありません。

ただ空間を演出するためだけに置かれているのです。

そしてそれらがあることによって、
「良いホテルに泊まっている」
ことを実感するのです。

もちろん良いホテルの条件は他にもたくさんありますが、家具も重要な要素であることは間違いありません。


ただ、そうはいっても、多くの家庭でそれほど空間に余裕があるわけではありません。

調度品としてだけに空間を割くことは難しいでしょう。


そこでご提案です。
「見た目はかっこ良く、そして中身は実用的」
な家具を作ってみませんか?

写真は外から見たら、おそらくチェストにしか見えません。
でも実はパソコン台なのです。

こういった細工ができるのも別注家具の良さ。

お気軽にご相談ください。

来年度もよろしくお願いいたします

最後までバタバタでしたが、本日スタッフ全員元気で本年度の仕事納めとなりました。

おかげさまで12月度は、修理部門で設立来の売上記録を更新することができました!

ご愛顧いただきましたお客様皆様に感謝すると共に、
本当によく頑張ってくれたスタッフ全員にも心から感謝しております。

来年度もスタッフ一同、信念を持って精進して参ります。


何卒よろしくお願い申し上げます。

ワンちゃんの居場所

アップロードファイル 232-1.jpgアップロードファイル 232-2.jpgアップロードファイル 232-3.jpgアップロードファイル 232-4.jpgアップロードファイル 232-5.jpg

先日お作りしたリビングの書棚。

実はワンちゃん用のゲージを内蔵しております。

今まで何度か内蔵ゲージをお作りしましたが、今回の仕様が一番使いやすそうだったのでご紹介させていただきます。


実はこの
「ゲージとして使う時だけ引っ張り出して使う」
「使わないときは格納しておく」
というアイデアは私のものではありません。
お客様がインターネットで見つけて購入されていたゲージを元にさせていただいたもの。

非常にシンプルな考え方ですが、私には思いつきませんでした。

今まではどうしても箱が大きくなってしまい、家具からはみ出して不恰好だったり、小さくなりすぎて肝心のワンちゃんが中に入ってくれなかったり…

アイデアで負けることはとても悔しいのですが、良いものはどんどん取り入れます!


納品後、すんなりゲージに入ってくれるかドキドキでしたが、初日から問題なく入ってくれたとのこと。

こればかりは作ってみないとわからないので。。。
正直ほっとしました!

優秀賞

アップロードファイル 231-1.jpgアップロードファイル 231-2.jpgアップロードファイル 231-3.jpg

東京店の板垣君が、見事椅子張り技能士2級に合格しました。

しかも優秀賞までいただいたそうです!

これからも日々精進を続けていってくれると信じています。